お待たせしました。
第21回 「ワインが喜ぶ食事会」 のご報告です。
梅雨明けはまだか?と思うくらいの蒸し暑い中沢山の方々にお集まりいただきました。
ネコちゃんも空模様を気にしています。

さて今回のテーマは
「ポルトガル Portugal」なかなか飲んだことの無いワインが目白押しのワイン会でした。
しかも、今回のセレクトは 木下インターナショナルの藤原さまに全面協力していただいての
ワイン会でした。
しかも、今までに無いくらいのちゃんとしたワインの説明までしっかりありました。
(えぇ???ほんなら今までのワイン会ってどんなんやったん?
参加されたことの無い方から突込みが入りそうです。)
まずは1皿目です。
冬瓜と鱧の炙り オクラとサクランボのタプナード ルッコラを添えてワインは上の写真の
Gatao Vinho Verde
京都の夏の魚といえば鱧ですが、真ん中をレアな状態に残して炙りにしてご用意しました。
本来は淡白な味なのですが、タタキのように食感がしっかりあります。
ワインは爽やかな口当たりで、微発泡性のヴィーニョ・ヴェルデです。
暑い日に昼間からキンキンに冷して飲みたいワインです。
2皿目は
大アサリのカツレツ トマトのヴィネグレットワインは
Quita dos Roques Encruzado 2007
伊勢志摩産のホントにデカイ大アサリをカツレツに
トマトを使ったソースでこちらも夏らしく。
ワインは ポルトガルの地品種エンクルザード種から造られる白。
フランス産の新樽発酵したキュヴェとステンレスタンクの発酵したキュヴェをアッサンブラージュして造られるモダンな白ワイン。
アサリの甘味と香ばしいフライの食感、トマトの酸味でワインもグイグイいけて
グラスもすぐに空になっていきました。

3皿目は
ホロホロ鳥とイベリコ豚のルラード
エピスを効かせたそのジュのソースワインは
Luis Pato Baga Red 2003
イベリコ豚のパテをホロホロ鳥で巻き上げたルラード
ソースにはクローヴ、オレンジピール、レモンピールなどのスパイスを効かせました。
ワインはこちらも地品種のバガ種。世界的にも有数の生産者ルイス・パトの赤ワインです。
少しスパイスのあるタッチで、ロワールのシノンなどのようなアロマティックなワインです。
そのままでは少し飲み手を選びそうなワインですが、スパイスを効かせたソースと
イベリコ豚のパテを包み込んだホロホロ鳥は2倍にも3倍にも美味しく飲み食べ出来ました。
まさしくこれぞマリアージュ。大変好評でした。
この1品、シェフは、なんとヴァンショー(ホットワイン)をイメージしたそうで、遊びの感じられる1品でした。

4皿目は
ウナギ、フォアグラ、金糸瓜のアンサンブル アニスの香る赤ワインソースワインは
Vinho Barbeito
Madeira Malvasia 10Years old
今回の目玉は、なんとマデイラに料理を合わせてきました。
こちらも夏の魚 ウナギと 甘口ワインとの相性バツグンのフォアグラを、
そして食感が楽しめる金糸瓜(そうめん瓜)のアンサンブルです。
八角を効かせた赤ワインソースで甘味を程よく。
マデイラをワインとしてお料理と合わせました。

そして、食べ終わるかと同時に出てきたのがデザート
桃のタルトです。
マデイラ酒をソースにして絡めて薄めのタルト生地とともに
このデザートもマデイラと合わせてお試しいただきました。
桃の甘味が相乗効果となって今度は美味しいデザートワインに変身です。

今回のポルトガルワインです。



今回は夏に因んで
『和装』 のドレスコードがありました。
蒸し暑い中、沢山の方々に参加していただきまして本当にありがとうございました。
初の試みでワインをセレクトしていただいた藤原様ありがとうございました。
今までに無い熱いワインの解説に「早く食べたいよぉ~!」と戸惑いを隠せない「くいしんぼさん」でしたが
美味しく食べたいという思いが強いのは、この会に参加いただいている方々は当たり前ですね。
さてさて、今回は初参加の方もいらっしゃり大変好評でした。
ということで、8月は休止という話でしたが、やっちゃいます!
次回 「第22回ワインが喜ぶ食事会」は
8月30日(日) 19時スタート で開催します。詳しいご案内は、またブログでお知らせします。