遅くなりました。
5月31日(日)に開催されました 「ワインが喜ぶ食事会」 の報告です。
数えること19回。3年目に突入しました。毎回楽しみにしていただいている方が
いらっしゃって、本当に光栄に思っております。
最初の頃と違って、単にワインに料理を合わせるのではなく、
選んだワインをどんな風に飲んで欲しいか?
本当にそのワイン知っていないといけない。
今どんな状態なのか?飲む、食べる順番は?
グラス勝負ですから、一番合う状態に持っていかないといけない・・・。
ある意味通常のサービスよりも頭を悩ませます。
今回のワイン会のテーマ
『 紅白ワイン合戦 』わいんくれーじ 和久君 、 クレセント 田中 の赤白ガチンコ勝負でした。
スパークリングワインと白、赤 の3本でした。

1皿目です。
海の幸のマリネ 赤万願寺唐辛子のフラン
アワビのヴィネグレット

ワインは
Sieur d'Arques Cremant de Limoux "Toques et Clochers"2003
シュール・ダルクのクレマン・ド・リムー トック・エ・クロシェ この1皿目が一番好評でした。
南仏ラングドック地方で作られるスパークリングワイン。
地中海沿岸で造られるだけあって、海の幸にバッチリでした。
季節的にもキリッと冷して最初に飲むには最高の1杯でした。
2皿目です。
鶏胸肉のムース スナップエンドウのソース


ワインは
Massa Vecchia Bianco 2004
マッサ・ヴェッキア・ビアンコわいんくれーじ 和久君のチョイスです。
イタリア ビオデナミワインの雄 ニコライーニ夫妻が手がけるワイン。
その世界では知らない人はいない存在です。
2004年にもかかわらず、色は濃い柿のようなあめ色をしています。
賛否が別れたワインです。
ビオワイン特有の抜栓してからの変化がはげしいワインです。
空気に触れてから・・・、温度が上ってきてから・・・
僕も初めて扱うワインでしたので、どの状態が一番ベストなのかを模索しながらの提供でした。
和久君の指示をあおぎながらのサービスでした。
好みが別れたワインでした。
3皿目です。
豚ロース、仔羊のグリル 春キャベツと新玉ねぎのポトフ仕立て

ワインは
Morey-Saint-Denis 1999 Hubert Lignier
モレ・サン・ドニ ユベール・リニエ 私 田中のチョイスです。
ブルゴーニュワインに嵌ってしまったきっかけとも言える造り手です。
このワインを造ったのは2004年に34歳の短い生涯でこの世を去ったロマン・リニエです。
現在このドメーヌを引き継いでいるのはアメリカ人の奥さんケレン・リニエさんです。
ロマン氏死後、ドメーヌ継承問題でもめにもめ、ようやく近年落ち着きました。
ワインは華やかな香りと、きれいに伸びる余韻が印象的なワインです。
熟した果実香、繊細で壊れそうで壊れない、でも1本芯の通ったワイン。
本当は1本を通して楽しんで欲しい、そんなワインです。
皆さんが安心して飲めるワインでした。

紅白ワイン合戦でしたが、総評としては
最初のクレマンが1番美味しかった。そんな結果となりました。
皆さんの意見としては、ビオは難しいから美味しい不味いの判断がしづらい。
同じ土俵では勝負がつけられない・・・とのことでした。
和久君の反則!? って結果でした。

みなさん今回もお集まりいただきありがとうございました。
さてさて次回のワイン会は
6月28日(日)19時スタートです。
梅雨空をぶっ飛ばせ!そんなワイン会です。
ご興味ある方、お気軽にご連絡を。
みなさまのご参加お待ちしております。