今日はユーロ高以降、高くなってしまったフロマージュ(チーズ)のご案内です。

大変いい状態で入荷しております。
しかし、最近、食後にチーズを食べたいというお客様が少ないです。
ちょっと悲しいです。
大抵の方は、お酒も飲み終えてデザートを食べられます。
みなさんが飲むお酒の量が少なくなったこともあると思いますが・・・
そこまでなかなかたどりつかないみたいです。
個人的にも家でチーズを食べることがありますが、
食後余力があってワインを飲むときに欲しくなりますね。
ワインが無ければ食べないので、やはりワインあってのチーズということになってしまいます。
ヨーロッパと違ってチーズを日常的に食べる習慣が日本には無いですから。
もっとワインとチーズの布教活動をしないといけませんね。
現在、ディナーでは、クレセントコースは食後、ワゴンデザートとなっていますが
チーズをお召し上がりいただくことも出来ますので、
「チーズを食べたい!」とお申し付けくださいね。
ですが、せっかく「もっとチーズを!」と活動しようとしても逆風が強いです。
輸入物のフレッシュチーズはほんとに高くなっています。
見に行っても 「高っ!」って思います。
チーズの価格について少し・・・
まずは何故こんなに高くなってしまったのかを、いま一度確認したいと思います。
【理由】
① 2006年後半から豪州の旱魃(カンバツ)により、それまでの需給緩和状況が大きく変化する事で、豪州の生乳生産量が減少しつづいています。よって、減少現象と共に値上げが発生しています。
② EUは豪州の価格を見据え、国際相場上昇を理由に、一昨年6月には助成金を全廃する事になり、さらEU諸国内の乳製品供給不足から助成金撤廃以上の大幅な値上げになってきました。
③バイオ燃料に飼料穀物が使用され、穀物相場の影響で生産量減少(約280万トンの減少)により、世界的に乳不足となりチーズ全般の価格が高騰しています。
④ロシア、中国のチーズ輸入量の急激な増加により、日本に輸入量が減少されている!
⑤アルゼンチンの大洪水の影響が続き、関税制度の変更などにより、アルゼンチンチーズ輸入数量制限がされています。
などが挙げられます。
また実際に輸入チーズの価格が上がっていると言う事実の他に、分かりづらい方法で値上げ
されてる事をご存知でしょうか?
実はプロセスチーズ(加工チーズ)もけっこう上ってます。
国内のほとんどのメーカーは、店頭での希望小売価格を高くする「値上げ」の代わりに、
主力商品を中心に「容量変更」と呼ばれるサイズダウンを昨年春から秋にかけて実施しています。
例えば、雪印乳業(本社・東京)の「ベビーチーズ」(4個入り80グラム、150円)は、9月から1個あたりの容量を20グラムから18グラムに1割減らし、4個入りで72グラムに変更した。希望小売価格は150円のままなので、1グラム単位で換算すると約0・2円の値上げとなっている。
明治乳業(同)の「カマンベール入り6Pチーズ」(6個入り150グラム、300円)の場合は、10月から1個の容量を25グラムから20グラムに減らし、希望小売価格も300円から250円に下げた。だが容量が減った分の値下げにはなっておらず、1グラム単位では約0・08円の値上げとなっている。
すべての商品について変更があったわけではなく、雪印乳業では「パッケージの大きさを変える必要がある箱入りのものなどは除外し、袋詰めの商品などを対象にしました」としている。
新たな容量はパッケージなどに表示されているが、変更の経緯や事実上の値上げになっていることなどは、消費者向けにほとんど説明されていない。これについて六甲バター(本社・神戸市)では「ふだんの価格が変わることには抵抗感があると見られるので、容量の方を少なくする手段を採用しました」と話す。
以上、読売新聞記事より抜粋
ほんとによ~く注意しないと騙されてしまう、そんな住みにくい世の中です。
少しだけ食べたいなと思ったらいつでもどうぞ。
あなたも布教活動に参加してください。
「美味しいワインと美味しいチーズ」 ここにありますよ!