12月の・・・といっても、もう19日です。
クリスマスの・・・と言った方が良かったのですが、今月のグラスワインです。
シャンパーニュは 「Leblond Lenoir Brut NV / ルブロン・ルノワール・ブリュット」
オーブ地区の新世代の造り手の注目株です。
RM(レコルタン・マニュピュラン)の魂とも言える最上キュヴェは、セカンド・ヴィンテージが「ギド・アシェット」で評価されたりフランスのワインショップがこぞって取り扱いを開始するなど、現地で大きな注目を集めています。
当店で扱うスタンダード・キュヴェも、ピノノワールを主体にシャルドネとピノブランをブレンドした、コストパフォーマンスの高い秀作です。
少し泡が落ち着いてからが、ワイン本来の味わいが出てきます。
エチケットもクリスマスらしい絵柄です。

白ワインは 「Fleur de Lotus 2003 Josmeyer / フルール・ド・ロテュス ジョスメイヤー」
ピノ・ブラン40%、ゲヴェルツトラミネール36%、ピノ・グリ16%、リースリング8%
フランス北部アルザス地方のワイン造りの名手、ジョスメイヤー。
ジョスメイヤー社では2001年より全てのぶどう畑において、有機農法とビオデナミによる栽培方法に置き換えられました。
近年ワイン界に多大な影響をあたえ、ぶどう造りと思想や哲学の根本となりつつあるバイオダイナミックス法というのは、単なる有機栽培だけにとどまらず自然と一体となったワイン造りをめざします。
これによりジョスメイヤーはアルザスを代表するビオデナミの先鋭となりました。
今回使っているこのワイン。2002年ファーストリリースと同時に多くのワインファンを魅了している「フルール・ド・ロテュス」=「蓮の花」という名の辛口白ワインです!
白い花、蓮の花?のような華やかな香りと、甘いフルーツの香り。
南国のフルーツを思わせるエキゾティックな味わいで、辛口ながら上品なスパイスを感じます。
華やかな心地よい余韻の白ワインです。
なぜか日本語で「蓮」と書いてあるところもエエ感じです。

「Hautes Cotes de Nuits 1999 Lecheneaut / オート・コート・ド・ニュイ レシュノー 」
ブルゴーニュの造り手で、ここ数年のレシュノー人気には目を見張るものがあり、
最上のキュヴェであるクロ・ド・ラ・ロシュ、それにプルミエ・クリュの入手は非常に困難を極める状態となっています。漫画「神の雫」で取り上げられたこともあり、ますます見かけることが少なくなってしまいました。
ワインは現在ブルゴーニュで主流をなす、深い色合いと濃厚な果実味、そして滑らかなタンニンというスタイル。とはいえ、出すぎた果実味等はなく、バランスにも優れた奥行きも十分の、ともかくおいしいブルゴーニュであり、かなり高い満足感がどのキュヴェでも得られます。
また、赤がメインのドメーヌですが、オート・コート・ド・ニュイやアリゴテの白など、赤に劣らぬ果実味に満ちた味わいの白を少量造っています。
しかも、今回はその貴重な白の1999年ヴィンテージです。
エチケットも昔の絵柄で、今の洗練されたイメージと少し違います。
味わいは、果実味が十分あり、ボーヌのシャルドネとは違う青っぽさがあります。
もう少し、ひねた味?があるかと思いましたが、ぜんぜん円やかで美味いです。
赤ワインの造り手さんの白ワインは結構美味いってのが自論です。(逆のしかりですが)

赤ワインです。 「Ch.Beaumont 1996 / シャトー・ボーモン」
ボルドー、オーメドックのクリュ・ブルジョワです。
日本の大手メーカー サントリーの所有となってから年々品質も向上しています。
安定感のある品質と飲みやすいスタイルです。
シャトーは、ボーモン(美しい山)の名の通り、なだらかな斜面がガロンヌ河に向かって続いており、
ワインづくりに最適な微気候を形づくっています。
105haにおよぶ畑全体がほぼ均質な砂まじりのレキ土壌におおわれており、
畑としての潜在力は充分です。
フランスワインの権威として知られるエミール・ペイノー博士も「サンジュリアンに似た土壌で、
畑としてのポテンシャルはグラン クリュに匹敵する」と高く評価しています。
植え付け品種はカベルネ・ソーヴィニヨン62%、メルロ30%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド3%。
近代的な技術と伝統的な醸造法を組み合わせ、力強く、かつエレガントで調和のとれたまろやかな
ワインをつくり上げています。
96年のいいヴィンテージが出てきたので思わず入れました。
ええ塩梅で熟成しています。他の地区のワインでは味わえない枯れ方です。
まさにボルドー。これが「スーボワ」です。
疲れた身体に染み渡ります。

ブルゴーニュ赤です。
今回の目玉品です。 「Bourgogne Rouge 2006 Claude Dugat /
ブルゴーニュ・ルージュ クロード・デュガ 」
高騰が止まらないフランスワインの中でも、以前から高かったクロード・デュガです。
人気も価格もトップクラスの生産者です。
DRCやルロワを脅かすほどの評価をされています。
最上級キュヴェのグリオット・シャンベルタンは10万円位はします。
頑張って買えてヴィラージュクラス?(でも15000円位はしますが・・・)
そんなワインを今回はグラスワインでお飲みいただけます。
早いもの勝ちです。今年最後のビッグなプレゼントです。
1杯 1,500円
ボトル 8,500円です。無くなり次第終了です。

早く飲みに来てくださいね。