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第13回 ワインが喜ぶ食事会 のご報告
10月26日(日) に開催されました ワインが喜ぶ食事会 のご報告です。

今回のテーマは  「 ピノ・ノワール Pinot Noir 」 です。

赤ワインを代表する2大ぶどう品種のひとつです。

やはりブルゴーニュが有名なのですが、その他さまざまな国でも造られています。

しかしカベルネ・ソーヴィニヨンなどに比べると気難しい性質を持つため、
生産地域は限られています。

その土地の味わいを鏡のように映し出す繊細なぶどう品種 
それが 「ピノ・ノワール」 です。


まず 一皿目です。

『舞茸、平茸、シメジを使った 木の子のテリーヌ』 です。

ワインは ファッフェンハイム の ピノ・ブラン ’05


今回の唯一の白ワインです。
ピノ・ブランはピノ・ノワールの突然変異種ということでご用意しました。
素直にこの品種を味わうには、やはりアルザスです。
出来の良かった2005年を反映するように、やや薄い印象ながらもしっかりと味わいがあります。

秋といえばいろいろな木の子が美味しく食べられる季節です。
あまり味が強くなりすぎない木の子を使いテリーヌに

01-3.jpg


2皿目は

『地鶏のハツのグリル』 です

ワインは ティレルズ・ワインズ ピノ・ノワール ’05 


オーストラリア ニューサウスウェールズ州 ハンターヴァレーのワインです。
1858年創業の歴史ある家族経営のワイナリーです。
果実味豊富でラズベリーやイチゴなど赤系フルーツのチャーミングな味わいです。

地鶏のハツ(心臓)を直火でグリルしました。

地鶏ハツグリル


3皿目です。

『平目のポワレ 白ネギのフリカッセ 赤ワインソース』 です。

ワインは ネイラーノ  ラ・クーポラ ピノ・ネロ ’03 


同じ品種の飲み比べでいちばん困るのは、やはり何の料理を合わせるのか?です。
単純に考えると肉系なのですが、そうするとコースとしての構成が成り立たなくなるので
シェフお得意の力技です。

濃厚ではない平目に、白ネギをフリカッセにして厚みを持たせ、赤ワインソースで合わせました。
イタリアでこの価格と考えると非常に良くできたワインです。
しっかりとプルーンなどの黒系の果実味があります。

平目のポワレ


そして、今回のメインです。

『仔羊のロティ そのジュを使ったタプナードソース』 です。

ワインは ルイ・ジャド ニュイ・サン・ジョルジュ ’05


ブルゴーニュを代表するネゴシアンで、ブルゴーニュの様々なワインを造っています。
このラベルに見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
土っぽいニュアンスのある力強いワインです。
並みの料理では負けてしまうのでと言う事で 「アニョー 仔羊」です。
仔羊のクラシタを塊でじっくり焼き上げスモークをかけて脂に燻香をつけて旨味を引き出しています。

みなさんワシ掴みでしゃぶりついてました。
「肉食獣」って言葉がぴったりの風景でした。

仔羊のロティ




今回のラインナップです。

PinotNoir



今回の参加者が少なかったので、少し寂しかったのですが
数に負けずに盛り上がってました。

参加者



さて次回なのですが、11月はお休みです。
12月初旬に今年最後のワイン会を盛大に行いたいと思います。

詳しい日程は決まり次第お伝えしますが、
みなさんの奮ってのご参加お待ちしております!
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[2008/10/29 22:30 ] | お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)
ダグラスレイン試飲会
昨日 当店で試飲会がありました。

しかも、ワインではなくモルトウイスキーです。
当店初の試みでした。

懇意にしていただいている、錦、津之喜酒舗さんからの依頼で実現しました。
ジャパンインポートさん主催のテイスティング会です。

ダグラスレイン社の発売前モルトウイスキーです。

関西では初、京都のみの開催です。

京都をはじめ関西の腕利きバーテンダーが集まってのテイスティングでした。

最高級シリーズ「オールド&レア」からブレアアソールの32年やブナハーブンの長期熟成。
メインシリーズの「オールドモルトカスクOMC」は1966年ビンテージのスペイサイドものやバンフ、
人気のアイラが3種類。プロベナンスシリーズからはシェリーカスクのグレンファースやブレイバルと
いった珍しい蒸留所をラインナップ。全世界に先駆けてのテイスティング会でした。

会場はモルトの香りで充満して何ともいい香りでした。
男の色香?そんな感じです。

せっかくクレセントでやるので、軽食もご用意して料理との相性もみていただきました。
鶏の白レバーパテや、フィッシュ&チップス、オレンジピールなどモルトに合いそうなものばかりです。

真剣なテイスティングで味覚も食欲も満たされた・・・そんな会でした。

ダグラスレイン案内


ダグラスレイン


津之喜酒舗 社長 、ジャパンインポート 太田さん お疲れ様でした。
また、面白い企画やっていきたいですね。

この場を借りてお礼申し上げます。

錦市場 津之喜酒舗  http://www.tsunoki.co.jp/
[2008/10/23 17:38 ] | eclipse | コメント(0) | トラックバック(0)
新規オープン ロッカクツバメ
実は姉妹店がオープンしました!

欧風大衆食堂 ロッカクツバメ です。

10月6日にオープンだったんですが、身内近所の方のみぞ知るって感じでやってました。
やっとお披露目です。

いわゆる屋台です。 (テント小屋?そんな感じです)
料理はけっこうあります。
炊きたてピラフに自家製ソーセージ、ポトフ・・・・などなど、欧風です。

夜18時ぐらい~24時くらいまでやってます。
クレセントと違ってゆるい空気が漂ってます。

081019_2248~01



昼間は店はありません。
ガレージにテントを立ててやってるんで夜しか分かりません。

ツバメ外観



中はこんな感じです。

ツバメ店内


炊きたてピラフです。オーダー後に炊き上げるので30分ほどかかります。
ゆっくりビールでも飲みながら待ってて下さい。

エビカレー



場所 中京区六角通柳馬場東入南側 
電話 075-256-8687
定休日 月曜日


とりあえず、一度行ってみて下さい。
なんなのこれ?

ロッカクツバメ です。
[2008/10/19 23:13 ] | ロッカクツバメ | コメント(1) | トラックバック(0)
第13回 ワインが喜ぶ食事会 のご案内
日毎に秋らしくなっていくこの頃です。
抜けるような秋晴れ、鰯雲空・・・・
眺めているだけでも秋の気配を感じます。
今の季節がほんとに気持ちが良くて、どこかへ出掛けたくなります。



さて、第13回目となりました、ワイン会のご案内です。


今回のテーマは 「PINOT NOIR ピノ・ノワール」 です。

ワイン好きが行き着くところ、ブルゴーニュ。ピノ・ノワール種です。
云わずと知れた 「ロマネ・コンティ」はこのブドウ品種から造られています。


4世紀にはすでにブルゴーニュ地方で栽培されていたらしいピノ・ノワール。
昔は「モリニョン・ノワール」と呼ばれていました。
類い稀なる芳香性ときれいな酸が身上のピノ・ノワールを、温暖な気候のもとで栽培すれば
急激に成熟して香りも酸も失いかねない。
したがって、ピノ・ノワールは冷涼な産地で栽培するのが肝要である。
また、複雑で緻密な構成をもつ最高のピノ・ノワールは、
石灰質の土壌から生まれるというのが定説。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと異なり、他の品種とブレンドされることは稀で、
ほとんど単一で醸造される。果皮の薄いピノ・ノワールは、栽培だけでなく、
醸造の面でも気むずかしく、優しいプロセスが要求されるブドウ品種である。
                       ≪ワイナート38号より引用≫


ボクも個人的に一番好きなブドウ品種です。

いろいろな産地によって味わいがどのように違うのか?
みなさんと飲み比べてみたいと思います。



         

日時 10月 26日 (日)  19時スタート

会費 10,000円 (食事・ワイン代込み)

場所  レストラン・クレセント

ご予約制  075-213-0201 田中 まで

締め切り 10月23日(木)



変なうんちくは無しです。知識無用、そのワインが美味しいか?
料理と一緒に飲むとどうなのか?料理も美味しくなるのか?
ワインを愛する方が、ただ楽しく飲んで食べてできる会です。


お気軽にお問い合わせ、ご参加下さい。

お待ちしております。
[2008/10/16 17:29 ] | お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)
第12回ワインが喜ぶ食事会 のご報告
先日 9月28日(日) 開催されました ワイン会のご報告です。

遅くなってしまってほんとにすいません。


今回はフランス、 『Val de Roire  ロワール 』 です。

ロワールといえば、安価なミュスカデや、サンセール、プイィ・フュメといった
ソーヴィニヨン・ブラン種のキリッとしたイメージのワインが多いのですが、
実際は飲み比べるという事が、あまり無い地域でもあります。

ソムリエでも、知らない(飲んだことの無いアペラシオン(地域))は、けっこうあります。
という意味でもなかなか良い会でした。



まず1皿目です。

『アルザス風 オニオンタルト』です。
ワインは ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー '05
ドメーヌ・オーノエル

人気のアミューズ、オニオンタルトにアンチョビと生クリームを加えアクセントにしています。
カナッペ感覚で食べられるキッシュのような感じなのです。
ワインはロワールの河口の大西洋にほど近いミュスカデです。
最近の造りで取り入れ、フルーティでこくのあるワインです。

オニオンタルト


2皿目は

フォアグラのパルフェ です。
ワインは ヴーヴレー ラ・ディレタント ’05
ドメーヌ・ブルトン

ワインがやや甘口であるため、フォアグラをもってきました。
フォアグラはムース状にしてから○○して再度固めてテリーヌに
(シェフのスペシャルレシピなのであまり詳しくはお伝えできません。すいません)
間には和栗のピュレをアクセントにしています。
ワインはビオデナミの造り手さんなのですが、あまりにも澱が多くて
ボトルの底でマリモのように転がってました。

フォアグラのパルフェ


3皿目は

コールドビーフのサラダ ラヴィゴットソース です。
ワインは プイィ・フュメ レ・グリヨット ’03
ドメーヌ・グイヨ

佐賀県伊万里産の黒毛和牛を使ったサラダです。
さっぱりとお口直し的に、上品なあじわいです。
ワインもソーヴィニヨンブランなのですが、すっきりだけでなく、’03の猛暑の影響をうけ
色濃くこくがあり、また古木のブドウで造られる為、複雑味もありました。

コールドビーフ

4皿めは

天然真鯛の香草ポシェ 酢橘と卵黄のソース です。
ワインは モンルイ クロ・ド・ブルイュ ’06
フランソワ・チデーヌ

辛口のモンルイです。かなりコクがあります。
料理はしっかりとした味わいを受け止めてくれる天然の真鯛です。
あらかじめ、エストラゴン、タイムなどでコンフィしておいてからポシェしてます。
卵黄を使ったサヴァイヨンのようなソースに酢橘がアクセントになってます。
このモンルイは好評でした。シャルドネのようなふくよかさと果実味があります。
シュナン・ブラン種に嵌まってしまいそうなワインでした。

真鯛のポシェ

メインです。

ペルドロールージュのポワレ です。
ワインは シノン ラ・ディアブレッセ ’05
シャトー・ド・クレーヌ

ワインはかなり好き嫌いが分かれる特有の味わいがあります。
今回の目玉は ここに合わせたペルドロールージュ(山ウズラ)です。
前回のブログにあったものです。フレッシュでスコットランドから空輸されました。
参加された方は、真剣にびっくりされてました。
「今日もいつもの値段でいいの?」 と聞き返されました。

ほんま、ありえな~い!?ですね。

でもそのお陰でワインは数倍美味しくいただけたのではないかと思います。
内臓、レバー、心臓も使ってペースト状にしてトーストに。
さらに脳味噌もありました。

ペルドローのポワレ



今回のロワールワインです。
和久くん。今回はほんまにいいセレクトでした。 ありがとう!

ロワールワイン


ゲスト

今回、定番のメンバーに、初参加の3名様が加わりなかなkの盛り上がりを見せてました。
ワイン好き、美味しいもの好きのいい笑顔が今回もありました。



次回は 10月26日(日) 19時スタートです。

テーマは 『 PINOT NOIR ピノ・ノワール 』 です。

詳しくはまた近々ご案内します。



[2008/10/08 16:35 ] | お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)
ジビエ入荷
いよいよジビエが解禁となりました。


好きな人にはたまらない季節です。

ヨーロッパより空輸でやってくる毛付きのものです。



まずは ペルドロー・ルージュ 『山ウズラ』 です。

背と腹部が赤褐色、くちばしと脚は赤く、グリよりやや大きめです。
風味は淡白で、キジに似た白身には血の風味はほとんどありません。

先月のワイン会のメインで出てきました。
参加された方は、たいそう喜ばれてました。
詳しくは、また近々ご報告しますのでお待ち下さい。

山ウズラ



そして、ピジョン・ラミエ 『山鳩』 と ペルドロー・グリ 『山ウズラ』 です。
山鳩 は野生らしい特有の味わいで、若いピジョンの胸肉には脂がのっています。
山ウズラ は背は灰赤色で腹の下部は薄灰色、くちばしと脚は灰青色です。
ルージュよりも小さく、白身の肉はルージュよりも豊かなこくと旨みがあります。

 山バトと山ウズラ


下処理がけっこう大変なのですが(ボクは出来ません。全部シェフにお任せしてます)
お試しいただけます。

数量に限りがありますので、事前に電話にてご確認下さい。


075-213-0201 クレセント 田中 まで
[2008/10/05 22:59 ] | お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)
「Leaf」 と 「CF」 に掲載されてます。
只今発売中の 「Leaf 11月号」 と 「CF 11月号」 に
Bar Eclipse が掲載されてます。

Leaf & CF


「CF」の方は 『ニッカ・ウイスキー 余市 』 の特集です。

男の情熱が辿り着いた、北海道余市。
日本のモルトの聖地が生んだ味とは。

一番上に載せてもらってます。
Bar K6の横です。 同一ラインに並んだか!?
(いやいや・・・たまたまでしょう。考えすぎですか?)


asahi余市



そして、 「 Leaf 」 です。

だいぶ後ろの方のページですが、載せてもらってます。

『フードアナリストが選ぶ 京都・滋賀のうまい逸品!」

エクリプスのオリジナルカクテル 「京風モスコミュール」です。

一番人気のカクテルです。

CF



是非この機会に、どうぞ!
[2008/10/01 17:36 ] | eclipse | コメント(0) | トラックバック(0)
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